【現役留学生が考える】コミカレの授業は簡単なのか?【難易度・英語力】
こんにちは、現在コミカレに通っているしろです。
みなさん、コミカレの授業って簡単なのか、それとも難しいのか気になりませんか?
ちなみに、僕は留学前そのことが気になって仕方がありませんでした。
授業はどれくらい難しいのか?必要な英語のレベルは?
まあでも、もちろんその時はわからなかったんですけど、
今は、コミカレに来てもう約1年たっているので
だいたいコミカレのクラスってこういう感じだなとわかってきました。
そこで今回は、そのことを紹介しようと思います。
あくまでも僕個人の経験による考えからになりますが、
コミカレの授業は簡単なのか、難しいのかを純粋な難易度と、
必要な英語力に分けて紹介したいと思います。
【難易度】簡単か難しいかは教授次第
身も蓋もないですが、
コミカレの授業の難易度は教授の良し悪しでほぼ決まります。
先生が良ければ、簡単だし、悪ければ難しいです。
これは、意外と留学前の人は知らないのですが、
実はアメリカの大学生は大学の教授の評価を見ることができる
Rate My Professors というサイトを使っています。
このサイトでは、自分の大学の名前と、気になる教授の名前を打ち込むと
実際にその教授のクラスをとった生徒によるコメントと、授業の質、難易度、もう一度受けたいか、を数値で知ることができます。
もし、みなさんがコミカレやアメリカの大学でクラスを取る場合はぜひ使ってみてほしいのですが、このサイトの評価はかなり当たります。
実際に、評価のいい先生のクラスは、解説が詳しい、宿題やテストの難易度がそこ
まで高くない、面倒見がいいです。
つまり簡単ということです。
基本的に生徒は、良い成績を取りたいので簡単めなクラスの方に集まります。
そのため、そういった教授の授業にはいつも多くの生徒がいます。
逆に、評価の悪い先生は、授業が適当で、宿題が多いし、テストも難しいです。
つまり難しいということです。
そういう理由で、評価の良い先生に比べ半分くらいしか生徒がいません。(僕のコミカレでの話ではあるんですが)
実際に、僕は以前物理のクラスで評価のあまり良くない先生をとったのですが、
そのクラスの教授は、授業を生徒たちにほとんど任せの実験ばかりさせて、
レクチャーを全然しない先生でした、ですが宿題はとても多く、
テストも難易度が高い上に、全然解き方の授業をしていないので全然点数が取れないという状況でした。(他の生徒も成績が悪かった)
コミカレの成績は、基本的にテストの成績で大部分が決まるので、
結局、僕はそのクラスで、Dをとってしまい、
もう一回授業を受け直すリテイクをすることになりました。。
結局その学期が終わってみて、何もとは言いませんが、ほぼそのクラスで学ぶべきことを覚えられませんでした。
そして今現在、良い評価の先生で同じクラスを受け直しているのですが、
その先生は、しっかりとテストで使えるレクチャーをしてくれて、
みんながわかりずらかったところを授業後に聞き、新しくその部分をわかりやすくまとめたプリントをオンラインで配布してくれます。
さらに、宿題を採点しどこが間違っていたか、正確に書いてくれるので助かります。
(ちなみに、前の先生は宿題の採点をそれぞれのグループで一人ランダムで選んで採点し、それを他のメンバーの点数にしていたため、クラス全員の宿題を見ていなかったです。)
しかも、今のクラスはテストもそれほど難しい内容のものではないので、今学期はAが取れそうです。(もちろん、同じクラスをとっているわけだから、成績は良いはずだけど、それでも最初からこの先生だったらDは絶対になかったと思います。)
この例は、とても極端な例ですが、他の授業でも授業の難易度や内容は基本的に
Rate My Professors の通りで、ほとんどの学生がそのサイトをみて授業を決めるのでで、評価のいい先生の授業はいつも取り合いになります。(クラスは早い者勝ち)逆に悪い教授は取り合いにならないので、いつでも入れます。
【英語力】必要なのは中学レベルの文法と高校レベルの単語
これまで、授業の純粋な難易度について話してきましたが、
もちろん留学生なら語学面も気になると思います。
そこで、平均的にどれくらいの英語力が必要なのか考えてみたところ、
中学英語レベルでも基本なんとかなるし高校レベルまでできたら、
アメリカの英語のクラスでも普通に良い成績取れるなと思いました。
というのも、僕自身高校では英語をメインで勉強していたのですが、
実際コミカレで使うのは中学英語ばかりだということに気づきました。
高校英語で役に立っているのは単語くらいかなって感じです。
文法と単語、4技能に分けて
もう少し、深く解説したいと思います。
文法と単語
英語のレベルとしては、大学だからと言ってそこまで難しいわけではないです。
基本的に、語彙力は、高校までに習う単語+専門用語でいけます。ここでいう、専門用語は専攻でしか使わないような単語だったり、コミカレやアメリカの学校でよく使う単語などです。
そして文法に関しては、中学の内容がわかれば大丈夫です。
高校の文法に関しては、おそらく英語専攻とかにならない限り使わないじゃないかというレベルです。
続いて、
4技能に分けて、文法と単語も含めもう少し詳しめに解説します。
(以降かぶる要素が多くなります、すいません)
リーディング
リーディングといっても、書き手が読み手に伝わりやすいように書いているので、慣れればそこまで難しくはありません。
もちろん、日本の高校でやるような高いレベルの文法や単語はあまり使われていません。(つまり英文読解みたいに、難しい文法や単語を連発するようなことはないです。)
リーディングに必要な文法と単語のレベルとしては、文法が中学レベル、単語が高校レベル+専門用語があればいいと思います。
コミカレで何か読む場面は、シラバス(クラスの概要)だったり、リーディングの課題、問題文を読むなどがありますが、基本的にわかりやすくなっており、中学レベルの文法で十分です。
日本の高校レベルの文法はアメリカ人でもきちんと習っている人があまり多くはないので、英語の授業で少しだけ学びますが、読む文章にはあまり使われてません。
もちろん、英語以外の科目でも中学文法で通用します。
単語の専門用語というのは、他の技能でも必要なのですが、
各専攻や、科目でしか使わないような単語や用語です。
例えば僕の場合は理系の専攻なので、数学をとりますが、その中で微分(Differential)が出てきます。この単語は僕自身、日本にいた時は見たことがなかったのですが、授業を受けていく上で必須だったので覚えた感じです。
リスニング
最初は戸惑うかもしれませんが、ネイティブの速さに慣れれば、
言っていることはそこまで難しくないです。
リスニングに関しては、文法は中学レベルでよく
語彙力に関してはリーディングより少し少なくても、大丈夫ですが、
よりコミカレ的な言い回しを知っておく必要があります。
例えば、課題を提出することを、hand inと言います。これは手渡しのイメージで、提出という意味です。
もしかしたら、高校でも学んでいるかもしれませんが、こういったコミカレや会話ならではの言葉を聞くことが多くあると思います。
これらの言葉は、コミカレ在学中に多く聞くと思うのでそのたびに、聞くか調べて学べば大丈夫なレベルです。
ちなみに、良い教授は授業中の内容をスライドとして残しておいてくれたり、
しっかりと板書してくれたりするので、そういう教授の場合は聞き逃しあっても大丈夫です。
スピーキング
スピーキングに関しては、伝えるだけならば本当に中学レベルだけでもいけちゃいます。
実際文法は基本的に中学レベル、英単語は中学+専門用語を学んでおけばなんとかなるレベルです。
スピーキングをする場面で難しいのは、
コミカレの授業中のディスカッション的な場面だと思いますが、
コミカレでは基本的に授業は先生の話をきくだけのものが多いです。
なので、ディスカッションをしそうな、
クラスを取らないとあまりする機会がありません。
もしとったとしても、基本的に通じれば良く、留学生も多ため
英語のレベルは問われないので、中学レベルの文法で話すだけで大丈夫です。
単語も、そのクラスで使われる専門用語とちょっと高校単語をかじっておけば完璧です。
ですが、もし話すのが苦手という方がいたら、オンラインで授業を受けることをオススメします。
オンラインのクラスだとよくディスカッションがあるのですが、オンライン上のチャット欄に書き込むだけなので、一切話さなくても大丈夫です。
相手の意見を読んで、自分のペースで返すことができます。
ちなみに、現地での英会話だったら本当に、
中学英語の知識だけでほぼ会話ができます。
中学英語ってすごいなと思っているレベルです。
ライティング
ライティングもスピーキングと似たようなレベルではありますが、
ライティング課題としてでるということもあって、単語に関しては高校レベルの接続詞や副詞(since,consequentlyなど )を多めに学んでおくと表現の幅が広がるし、賢く見えるので良い感じです。
英語のクラスのエッセイは文の正確さをみられるかもしれませんが、その他のクラスはあまりそこら辺はみられず、何を考えたのかをみられるので、難易度はそこまで難しくないです。使う単語も、中学レベル+専門用語で基本的に足ります。
英語のクラスのライティング課題に関しては、英作文を書いていた人にはそこまで難しくないと思いますが、そうでない人には最初は難しいと感じるかもしれません。
英作文には基本的に、使い回せる言い回しや、型があるので心配な方は、参考書などで勉強しとくと役立つかもしれません。
単語に関しては、中学レベルに高校レベルの単語を少し混ぜられれば賢く見えるし高得点を狙えます。
もし、つまづいたら多くのコミカレにはチュータリングセンターまたはライティングセンターという、同じコミカレの生徒がエッセイをみてくれる場所があると思うので、一度探してみることをオススメします。
ちなみに単純な文法チェックだけなら、マイクロソフトのワード内の間違ってたら赤い波線が出てくる機能が結構正確なので、とても使えます。
結論
コミカレの授業は、教授が良ければ簡単で、
基本的に英語力は、文法が中学レベル、単語が高校レベルです。
Rate My Professors のサイトのコメント欄には、クラスでどんなことをやるのかや、
時々、この教授は話すのが速すぎるから留学生には向かないかも、などの書き込みがあります。
このサイトをうまく使えれば比較的簡単のクラスを取ることができます。
しかし、コミカレのクラスは教授によって難易度がすごく変わってくるので、
評価の悪い教授にの授業は難しいという感じです。
以上が、僕が考えるコミカレの授業の難易度と必要な英語のレベルです。
アメリカの大学といっても、そこまで難しくはありません。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。