しろノート

-とある留学生の学びメモ-

現役留学生が「マンガでおさらい中学英語」を読んで共感したこと、驚いたこと

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こんにちは、しろです。

最近、マンガでおさらい中学英語

という本を読んで、中学の英文法について

日々、アメリカで英語を使って生活している僕が

確かにと思ったことと、驚いたこともあったので

今回は、そのこととこの本についての紹介を書こうと思います。

 

 

どんな本?

簡潔にに説明すると、英語嫌いの人に、

先生が中学英文法を納得のいくように詳しく説明しているマンガです。

 

マンガイラストレーターのフクチマミさんは、

中学時代は英語の勉強をその場しのぎの丸暗記を繰り返していました。

その結果、もう英語は勉強したくないと「英語アレルギー」に!

でも一方で、普段から英語ができたらどんなに良いだろうかと考えたり、東京オリンピックもあることだしとも思っていました。

そんな彼女が、英語教育スペシャリストの高橋基治さんに中1英語をベースに英語の基礎を教わります。

そこで、彼女は中学時代にあった英語に対しての疑問をバンバンぶつけていきます。

 

この本では、そんなよくある英文法の疑問を

日本語と英語の持っている感覚が違いを元に、

英文法を、その背景にある「理屈」や「日本語との違い」に注目して答え、

 

中学で学ぶ英語の基礎知識をマンガとイラストを交えてわかりやすく解説しています。

 

この本は

・中学英語を学び直したい人、

・一度中学英語を学んで、もやもやがある人

・中学英語をより深く学びたい人

オススメです。

 

共感したこと

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中学英文法を学べば結構英語ができるようになる

本書の中で、高橋さんが中学英語レベルの文法を身につけると、

・自分で文を組み立てて話したり、書いたりできる

・英文をある程度読めるようになる

と述べています。

これには、とても同感で英文を組み立てる時の知識は中学で学んだことが基本で、

アメリカの大学生活で出てくる英文法もほぼ日本の中学英語レベルです。

つまり、中学英文法を学べば文法に関しては海外生活では普通に通用します。

 

ちなみに、海外生活をする上で他に必要な知識は英単語です。

英単語に関しては、旅行や簡単な英会話などあまり英語の知識が必要でない場合は

中学レベルで十分ですが、海外で働いたり、勉強する場合は高校レベルくらいまで学んでおいたほうがいいです。

 

会話中の感嘆文は砕けた文法で

英語ではよく砕けた感じの正しくない文法で話すこともあるんですが、

喜び、悲しみ、驚きなどの感情を表す感嘆文に関しては、

口語では正しくない文法で使われることが多いです

例えば、

How cute she is! が、会話中では

(彼女はなんて可愛いいんだろう!)

 

How cute! となります。

(可愛い!)

 

日本語でも、とっさの発言の時によく省略することがありますが、

英語でもこのように感嘆文を会話で使う場合は、今回の主語と動詞のように

文から抜いても感情が伝わる単語は省略されることが多くあります。

 

驚いたこと

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英語の命令文は日本語の命令とは違う場合がある

これは、共感しつつも驚いたんですが、

命令文は、日本語のような命令のニュアンスではないそうです。

口調や場面によっては、言葉通り強い命令文の意味になるけど、

基本は依頼や提案の意味合いの方で用いられるそうで

 

例えば、

Be careful. は、普通「気をつけろ」じゃなくて「気をつけてね」で、

料理の作り方などの本にも、命令文が書いてあることが多いけど、

あれは、「〜してね」という意味だそうです。

 

中学の時に命令文として学んでいたから、自分から何かお願いや提案をするときは、

命令文以外の表現をしていたけど、

こっちではよく命令文が使われているので違和感はあったのですが、

この本を読んで納得しました。

 

語順を逆にすることで気持ちの変化を表している

今まで全く気にしてこなかったんですけど、

疑問文や感嘆文の語順が逆なのは、

気持ちの高ぶりや感情の起伏や動揺を表現しているからだそうです。

 

S V. (sがvする)といったような文型があるように 

英語は日本語と違い語順で意味が決まってくる言語ということは

元々知っていて、疑問や感嘆もその理由で

語順が肯定文とは逆になるのだろうとは考えていたのですが、

 

疑問文や感嘆文のような通常とは逆の語順を使うことで、

疑問や感嘆による感情の変化を表現しているという事実は驚きでした。

 


助動詞canの付く文の主役は私(I)だから動詞は原型

助動詞canの後ろの動詞に三単現のsがつかず、

「I」が主語の文と同じく原型になるのにはしっかりとした理由があるそうです。

 

まず、助動詞の成り立ちを説明すると、

欧米社会では自分の考えを伝えることを大切にしているため、

主語と動詞の文章に自分がどう考えているかを入れたかったそうなんです。

 

そこで、話し手(I)の気持ちや判断を表す言葉(助動詞)を作って、

目立つところ(主語と動詞の間)に入れました。

 

つまり、canなどの助動詞を含む文は事実を述べているわけではなく、

あくまでも自分の意見を言っているというわけです。

 

例えば、

He runs fast. という文は彼は早く走るという事実を述べており、

主語はHeなので動詞にsがつきます。

 

しかしそこに、can を入れると

He can run fast. となり、(私が判断するに)彼は早く走れる、という意味になる

文の中の主語はHe なんだけど、主役は私(I)で、

助動詞により、自分の考えです!というの表している文だから

「I」が主語の文のように原型にするらしいです。



最後に

最近、英語で勉強をすることはあっても、

英語を勉強することはなく、いろいろ忘れている気がしたので

中学英語から学び直してみようと思いこの本を読んだのですが、

学び直せた上に、結構面白いことが学べたので、良かったです。

 

今回は、僕が特に面白かったところの知識を紹介しましたが、

他にも、筆者のコラムや多くの解説が載ってるので

気になった方はぜひ読んでみてください。 

 

マンガでおさらい中学英語

マンガでおさらい中学英語

 

 

 

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