しろノート

-とある留学生の学びメモ-

コミカレの数学(calclus Ⅰ)でAを取ったのでその内容と攻略方法をまとめるよ。

 

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 みなさんこんにちは、アメリカのコミカレで勉強中のしろです。みなさん、アメリカの数学のレベルを知っていますか?僕は日本にいた時は文系で数学にあまり触れてこなかったですが、ネットの情報でアメリカの数学は簡単だよと書いてあったのでそれを鵜呑みにしてアメリカへいってしまいました。でも、そのせいでその後めちゃくちゃ苦労しました。確かに日本よりは簡単かもしれない(特に理系にとっては)でも文系出身者にはきつい!なので、最初は結構ギリギリの点数をとっていたのですが、色々勉強法を模索しているうちに、攻略方法を見つけたので、まとめたいと思います。もちろん全てのアメリカのカレッジで同じ授業をやるわけではないので丸ごと使えるかはわかりませんが、参考になればと思います。

 

 calclus Ⅰ(Math 151)とは?

 まずcalclusというのは微分積分のことです。文系の人はこれより下のレベルのクラスを受ける場合もありますが、理系の専攻の人は基本的にこのcalclusを三〜四段階、受けることになります。calclusⅠはその一番最初のクラスです。

次に番号についてですが、コミカレでは基本的に大学レベルの授業をそれより下のレベルを100番代か100番より下かで分けています。そして数学は僕のコミカレは100以上のクラスは141からありました。(コミカレや大学によっては100の位以外の番号が違ってくるかもです)

141、142、151...と順に番号が上がっていきます。どこから始められるかは、入学時に受けるプレイスメントテストで決まります。ですが、この最初の2つについては厳密にいうとcalclusではありません。この141と142も一応大学レベルなのですが、これらはPrecalclusと言って151以降の準備のための授業のようなものなので、本格的な大学レベルの数学(微分積分)は151からです。そしてこの数学のクラスはcalclus Ⅰと呼ばれており、それを突破できたらⅡ,Ⅲが待っています。ちなみにcalclusⅠでは主に微分をcalclusⅡでは積分を行います。

 

レベルは?

結論からいうと、日本で数学3まで学んでいた人は、普通についていけるか、

少し頑張ればいけます。でも数2までの人は少しがんばらないとダメかなってレベル。理由は、この授業でやることの8割くらいが日本の高校の数学3でやることと被っているからです。それプラス大学のレベルの内容という感じです。

ちなみに僕はアメリカに来る前、文系でした。しかも進学先も日本の大学の文系にしようとしていたので、ほぼ数学を勉強していませんでした。(数学を使わなくても受験できたため)しかし、結局受験に失敗し、色々ありアメリカに行くことが決まりました。

そこで、せっかくアメリカに行くんだし、元々興味はあった理系にいこうと思いました。でも数学の勉強を高校でまともに勉強していない僕がついていけるのかが心配でした。そこでネットで調べてみるとアメリカの大学の数学のレベルは日本の高校レベルや、アメリカの数学は超簡単と書いてあったのこれなら僕でもいけると思って、そこまで心配せずにいきました。しかし、受けてみると授業の最初から、知らないことばかりだったのでめちゃくちゃ驚きました。一応微分は学んでいたのですが...数学2までしかやってない。微分ちょっとかじっとけばいけるってネットに書いたやつ誰やーw、

まあ、全部自分の責任なんですけどね。 結局、最初のテストはcをとってもおかしくない成績でした。しかし、そこからなんとかaまで持っていけたんですよね。

 

攻略法

それでは、お待ちかねの攻略法です。僕のコミカレの場合、数学は基本的にテストで成績が決まっていました。教科書の宿題はあるけどそこをやっとけばテストも大丈夫だよという授業内容をしっかり理解するもののため、提出しなくてもよかったです。しかし僕は最初この宿題をくそまじめにやっていたので、寝る時間がほとんどありませんでした。なぜならアメリカの教科書は超分厚いからです。あれを全部読んで、問題も解いてたら他の科目を勉強する時間がなくなります。

それで僕は攻略法を探っていたのですが、この方法のポイントは時間短縮です。短時間で理解できます。僕の場合は途中から宿題はやらずこの方法だけで勉強して、テスト前に授業でやった練習問題をガンガン解いてました。そのおかげで他の教科を勉強する時間も取れていい成績を保てました。

 

これから攻略法をあげますが、大前提として、授業ノートはしっかりとり、宿題も必要な場合はやりましょう。

 

 

1.授業でやったことを日本語でなんていうか調べて、日本語の解説サイトをみる

まず最初は、授業中学んだことを日本語に訳してみる例えば「implicit differentiation」

が授業で出てきたとするとimplicit differentiation 意味でググれば陰関数の微分と出てきます。それからは、陰関数の微分を解説している日本語のサイトを調べて、そこで学習します。

僕は最初、なぜかコミカレで学んでいることを日本語で調べるという発想がなく、英単語のまま検索して、学ぼうとしていたのですが、あまり理解できずなかなか苦労していました。しかし、ある時たまたま日本語の検索結果が出てきて、そこからは日本語で調べるようにしました。学習時間もかなり短縮できました。

 

2.ユーチューブで高校数学Ⅲをやる

最近ではユーチューブに多くの学習系動画がアップされています。しかもわかりやすい。しかも数学3の微分でやることがリストアップされたりしているんですよね。

授業でやったことを動画で調べて学ぶというのもありです。ここでおすすめの動画を載せとますね。

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

二人とも、丁寧に微分法を解説されていて、とてもわかりやすいので必見です。

動画なので、もし理解に時間がかかっても一時停止したりもう一度見られるので、超オススメです。 この2人の数3微分の解説動画はリストになっており、僕はそれを使いながら学びました。

 

3.日本語でわからないことは英語での解説動画を見る

アメリカの大学なのでもちろん、日本ではやらないことも出てきます。そんな時は、英語で調べる。でも、ブログとかだと文字が多くて英語だと理解しづらかったりします(人によりますが)。そこでここでも動画を使います。そのまま単語を打ち込めばユーチューブ 上で見つけられると思うのでぜひ試してみてください。

 

番外編

tutorial.math.lamar.edu

このサイトは、クラスで先生がおすすめしていたのですが、アメリカの大学でやるcalclusの授業の内容が順番どうりに並べられてるサイトです。この中には基本から応用まで、多くの問題があり、しかも解説付きです。(アメリカの教科書には解説がないから、これは嬉しい)この中から練習問題を出す先生もいます。大学でどんなことを学ぶのか知りたい人や、大学で学んだことをより深く学びたい人におすすめです。ちなみに僕は英文を読むのがあまり得意ではないのであまり使いませんが、練習問題が欲しい時は、そこだけ使います。

 

最後に

以上がコミカレの数学でAを狙える方法です。これをやったからといって必ずいい成績が取れるとは限りませんが、少しは役に立つと思います。よかったらどれか試してみてはどうでしょうか?

 



 

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