好きを仕事にする方法。まんがで変わる!仕事は楽しいかね?感想
あなたには何か昔から好きなことがありますか?
それを仕事にしたいですか?
僕はまだ働いたことがありませんが、
将来は好きなことでお金を稼ぎたいと思っています。
僕も、もう大学生で仕事について考えてもいい時期かなと思っていて。前から、気になっていた 「仕事は楽しいかね?」の まんが版を読んでみることにしました。
この本は、もしも好きなことを仕事にできたら、
今の仕事に特に不満はないんだけど... 希望があるわけでもない、
と考えている人にお勧めします。
内容
小さい頃から絵を描くことが好きな小杉奈津は、特に深い考えもなくイラストレーター専門学校に入学する。そこで、自分より絵が上手い人たちを目の当たりにし、フリーのイラストレーターは諦め、デザイン会社への就職を目指す。しかし、全て落ちることに。それでも、現在のカフェでバイトをしながらイラストやデザインの勉強や就職活動は続けていた... と言うのも今は昔の話。徐々に勉強や就職活動をしなくなっていった。夢は叶っていないが特に、現状に特別に不満があると言うわけではないのだが、それと同時に希望も見えない。そんな時にふと入ったカフェで、偶然、発明家で実業家だと言うすごいおじさんマックスと出会う...
と言う風に始まり彼女のやりたいことをどう成し遂げて行くかを考える話である。
明確な目標を立ててはいけない
目標が明確じゃなかったから、正しい道を歩めなかったためデザイナーになれなかったと語る奈津、
そう言う彼女に、マックスが一言
”人生はそんなに規則正しいものではないよ”
この言葉を聞いて、はっとさせられた。僕の人生で今まで規則正しく起きたことなどあっただろうか、もしもそうなら僕は今頃、日本の大学にいるだろう。それがまさかアメリカまでくることになろうとは...昔の僕が知ったら信じられない話だ。僕もよく計画を立ててから行動するタイプだ。しかしそれを正確にこなせた記憶がない。そのこともあって、このセリフには、はっとさせられた。
漫画の各章の後に、マックスの行ったことのより、詳しい説明が載っていて、
そこにリーマンショックや東日本大震災など、過去に起きた出来事の表が乗っており、そのあとにこの一言
”これらのうち、その発生と影響を何年も前に予想できたものがいくつあるでしょうか?”
何一つ予想できなかった。予測不可能のことが平然と起こる世の中なのだと思った。さらに言うと、コンピューターサイエンスを学ぶ中で世界は恐ろしいスピードでかわっているのだと気づいた。そんな世の中で何年も先の明確な目標を立て、その道どうりに正確に進むことはエスパーでもなければ到底無理だろう。
では明確な目標を立てずにどう成功するのか
マックスはここでバートン・マルキールのコイン投げ競争をあげている
このコイン投げ競争とは、コインを投げて表が出れば勝ち、裏が出れば負けと言う勝負で。これを仮に1000人でやったとすれば、
”コインを投げて「表が出れば勝ち、裏が出れば負け」というゲームを続ける場合、1回で表が出る確率は二分の一。1000人がこのゲームに参加し、二分の一の確率で表が出続けるとすると(端数繰り上げの場合)、7回で8人。10回中表を出し続ける人は千人中たった1人という計算になります。”
その一人になるにはどうすれば良いのか...
それは、何回もゲームに参加するということである。
そしてマックスはこんなことを言った
”「今まで読んだ素晴らしい小説の中でベストセラーにならなかったものが何冊あるか考えてごらん? あるいは地方のバーで歌っている歌手だってテレビに出ている歌手より実力のある人が何人いるだろう?」
「いいかい?問題は才能のあるなしでもなければ勤勉かどうかってことでもないコイン投げの達人なんていないってことなんだ。いくら分析したってコイン
投げの達人になんてなれないよ。」
「一番大切なのは毎日違う自分になるということ、これは「試すこと」を続けなければならないということだ。」
「覚えておいてほしい。何度となく”表”を出すコインの投げては何度となく投げているのだということを、そしてチャンスの数が十分にあればチャンスは君の友人になるのだということを。」”
最後の一人を周りで見ていた人たちは、その人に聞くだろう
どうやってそれを成し遂げたのか、何かコツとかはあるのか?
しかし、そんな方法当の本人ですらわかるはずがない。
これは、つまり成功するかしないかはコイン投げのようなもので
成功したいなら、試す回数を増やしてチャンスを増やせと言うこと。
好きなことで成功するためには、その方法をたえずいろんな角度から試して見て、模索し続けなければならない。どれが当たるかなんてわからない。
一つ確実に言えることは、試して見なければ何も始まらないし、わからないと言うこと。
僕はどうしよう
この本で一貫して言われていたのは、何度も違った方法で 試してみることの大切さ。その中で、この作品の主人公の奈津も今までとは別の方向で、デザインを仕事にする方法を模索していた。
僕も今、好きなことはある。それをしながら自由に生活したいとも考えている。
じゃあ、もうやるしかないよね。
その成功をどうしたら掴めるかはわからない、
でも試して見ないと何も始まらない、
だから毎回違った視点で何度も試し、その方法を探って行くことにする。
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