独学のメリット・デメリットから学校で学ぶことの必要性について考える
こんにちは、しろです。
僕は現在アメリカの大学に通っているのですが、高校の時からよく学校に通う必要って
あるのかということを考えていました。
というのも今の時代なんでもネットや本で調べられるから一人で学べるし、能力があれば仕事も手に入るからです。つまり独学でなんでも学べる。
でも、一方で大学を出ていないと成功できないんじゃないかとか、専門学校のような所
では何か秘密に特別な何かを教えているのではないかと考えることもありました。
そこで、今回は「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ (角川新書)という本を元に独学
のメリットとデメリットを自分なりに考え、学校に行く意味とは何か考えてまとめようと思います。
独学のメリット
自分にあった勉強をできる
まず最初のメリットは自分にあった内容の勉強を自分のペースでできるということです。学校では学ぶことは基本的に最初から決められており、実際に自分の学びたいことのほかにも学ばないといけない場合があります。さらに、学ぶペースも決められています。
しかし、独学でやる場合にはその時自分が学びたいと思っていることを学べますし、自分で進むスピードを決めて学ぶことができます。
古いことは学ばなくていい
学校では結構古いことを教えている感じはします。
知識を深めるという点で古いことを学ぶというのは良いとは思いますが、そういった知
識は現在は使われていないことも多く、実用的なことを先に学びたい人にはあまり効果
的ではないと思います。
しかし、独学ではこの心配はなくネットや本で最新の知識を学ぶことができます。
楽しい
自分で疑問を持って、調べて学ぶというのは結構楽しいです。自分で発見したことで、今までできなかったことができるようになるからかもしれません。
コストがやすい
独学では、比較的コストを抑えることが可能です。
義務教育以外の大学や専門学校などはビジネス的な要素が強くお金がかなりかかります。
身につきやすい
独学は自発的な学習なので身につきやすいです。学校では意識しないと受け身になってしまうため、なかなか身に付けるのが大変です。
独学のデメリットと解決策
カリキュラムが用意されていない
独学だと自分でどう学んでいくか考える必要があります。これはメリットでもあるのですがデメリットにもなり得ます。学校だとその分野で必要な知識を網羅的に教えるためのカリキュラムを組んでいますが、独学だとないです。
自分でカリキュラムを組む方法としては、学びたい分野の体系的な知識が載っている本を何冊か読んで、その共通点から組むというのがあります。
勉強の強制力がない
学校と違って独学は自分でやるものなので、誰にも強制されません。つまり自分でやる気を出さないといけません。
学習目標を誰かに教えておいたり、何か学ばなければいけない状況を作れば解決できます。
近くに勉強仲間がいない
学校だとすぐ近くに似たような状況や目的の人がいます。そこで、切磋琢磨し合い学びを深められますが、独学は基本1人です。
今の時代SNSで同じ目標を持った人を簡単に見つけることができます。そこから人脈を広げることができます。
大学というものがどういうものかを知れない
これは学校というよりは大学や専門学校の話なのすが、通った経験がある人はどれくらいのレベルなのかわかるのですが。入ったことがない人からすると何かすごい所じゃないのかと思ってします。
大学や専門学校で学んでれば、まあこんなものかと思うことができますが、そういったところにいっていないと専門的なところで学んでいないとダメなんじゃないかと考えるかもしれません。(実際は自分でも学べる程度のことしか教えていない)
大学に行ってなくてもほとんどのことは学べるので、気にしないのが1番ですが、どうしても気になる場合は独学で学んでいた自分の分野の人を見つけると良いかもです。
医学とかは無理そう
医学や工学などの特殊な設備がいる分野に関しては独学は無理そうです。
これは解決策思いつきません。(すみません)
なかなか解決策が見つからないことも
独学だと疑問を解決する際に本やネットで学ぶことになるので、うまく検索に引っかからない場合は時間がかかるかもしれません。
学校だと質問したら答えてくれる先生がいるので、疑問もすぐ解決できます。
仕事を自分で見つける必要がある
学校によっては仕事を見つけてくれるところもあるかもしれません、それか見つけやすくなるかもしれません。ですが独学していると、仕事は自分で見つける必要があります。
能力の証明ができれば仕事をもらいやすくなるので、SNSで発信したり、何か作るなどしておけば大丈夫。
SNSでその分野に詳しい人と知り合いになって質問してみると良いかもしれません。
独学のコツ
「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ (角川新書)の中で著者が面白いことを述べていたので少し引用しながら独学のコツを紹介します。
最初に全体像を掴かむ
著書より引用すると、
全体を把握すれば、個々の部分がどのように関連しているかが分かる。とにかく最後まで行ってしまえば、何が重要かが見える。なぜ、ある概念が必要だったのかが分かる。個々の概念がどのようにつながっているかが分かる。部分を積み上げて全体を理解するのでなく、全体を把握して部分を理解するのである。
これは全ての学習に言えることだと思うのですが、いきなり1つ1つの知識を深く学ぼうとすると、よくわからないことが多すぎる、でも全体像が分かっていればその知識の必要性や理論が分かって身につきやすくなります。
自分なりのカリキュラムを立てたらそれらを速めのペースで1周して、そのあとに深く学ぶことをお勧めします。
教えることで続く
「知識を増やしたければ教えよ」と言われる。これは正しいと思う。「人に教える」ことは、勉強の強力な牽引力になる。
教えるためには、まとまった知識をつける必要があります。さらに、教える時にその知識をまとめるという作業をするので、身につきやすくなります。
snsで仲間づくり
学習において人脈はとても役に立ちます。そこで、snsで同じことを学んでいる人と繋がることをお勧めします。そうすることで情報も多く入ってきますし、一緒に勉強できて楽しくなります。
独学をしていた歴史人物
歴史上には多くの独学者がいて、例を挙げると
18カ国語をマスターしたシュリーマン
現代コンピューターの基礎を作ったフォン・ノイマン
アメリカ独立宣言の起草委員、ベンジャミン・フランクリン
元アメリカ大統領エイブラハム・リンカーン
鉄鋼王カーネギー
その他にもものすごく多くの人物が独学で勉強していて、
彼らの多くが家の事情などで学校を中退して、そのあとは自分で時間を作って
勉強を続けたそうです。
僕の結論
学習という点において初等中等教育は受けるべき、その他は独学でも良い、でも大学が無意味というわけではない
今回の結論としては
初等中等教育は受けるべき、その他は独学でも大丈夫としようと思います。
理由は小学校、中学校で学ぶことに関しては、社会で生きていく上で多くの人と共通の知識をつけておくのは必要だし、独学だとその知識を網羅できなさそうなので必要だと思いました。
それ以降の教育は知らなくても困らないことが多く、より専門的なことを学んでいくため、医学などの一部を除いては個人でやってもいいのではないかと思いました。
でも、大学に行く意味が全く行く意味がないわけではないです。
大学に行くことで大学生という肩書きを獲得でき、インターンしやすかったり、
自由な時間を獲得できたり、いい設備で研究できます。他にも様々な面白いことがあると思います。
大学生なうの僕はどうしましょう?(大学にいる意味)
学校も独学の一部として考える
独学だと自発的に学ぶことができ知識が身につきやすいということで、学校の授業も独学の一部として考えたいと思います。そう考えたら結構自分から楽しく効率よく学べそう。
暇な時間で、やりたいことを探したり(いろんなクラスで)、スキルつけたりする時間として活用
めちゃくちゃ暇というわけではないですが、それなりに時間はあるのでこの時間を使って自分の興味のあることでも探したいと思います。大学では自分の興味のない知識もつけることになるし、教養として専攻と違う分野学ぶこともできるのでそう言った特権を有効利用したいと思います。さらに、他にも独学でスキルをつけられたらいいんじゃないかなと思います。
海外の大学にいると海外で働きやすい
僕はアメリカで学んでいるため、アメリカで働こうと思えば大学の制度で1年間なら確実に可能です。さらに、英語で学んでいるので海外で働きやすいかもしれません。つまり働ける場所は結構広くなる。
最後に
大学生なのに、大学に行く意味はって考えて、大学に行きたくないだけじゃないの?っ
て自分自身に問いかけた時もありましたが、今回なんとなくまとめられて良かったで
す。一応、大学生としてどう生きていこうかということがはっきりしました。
まあまだ大学生活は長いので、貴重な体験ができると考えて気楽に生きていこうと思います。